執筆者 marumizuadmin | 7月 26, 2023
size:265mm×175mm×20mm 48ページ <作品の説明> 今年のテーマは、赤。赤といえば薔薇!と言うわけで、選んだのは、アンドレ・ピエール・ド・マンディアルグの「薔薇の回廊」です。兎に角美しい本を今回は装幀いたしました。 洋書ですが、あえて和綴じにしてみました。 帙は、漆黒の黒に近づけたかったので、テカリのない麻布を使用。 今回は帙につめを使用しないデザインにしたかったので、ボール紙にマグネットを埋め込み包む方法をとりました。...
執筆者 marumizuadmin | 7月 25, 2023
size:210mm×150mm×10mm 42ページ <作品の説明> 古今東西、萬葉の頃から恋する色は赤!でした。 岩波文庫の万葉集の中から、赤を連想する歌を集めて和本に仕立てました。 万葉の時代にも染められていた、紅色や朱華(はねず)色は今も変わらぬ恋する色として例えられて来ました。 <エピソード、制作時の事等>...
執筆者 marumizuadmin | 7月 25, 2023
size:149mm×107mm×38mm 292ページ <作品の説明> 小林多喜二の『工場細胞』と『党生活者』をまとめ、「現代のニ、三十代に興味を持ってもらえる本」をテーマにデザインしました。 『工場』の無機的な印象と『細胞』という有機的な印象をかけあわせ、さらに生命(細胞)の赤色とマルクス主義の象徴である赤色をかけあわせています。 小林多喜二の作品は『蟹工船』が有名ですが、今まで出版された本はその内容と当時の雰囲気を反映して昔風で物々しい雰囲気のデザインばかりのようです。...
執筆者 marumizuadmin | 7月 25, 2023
size:148mm×112mm×34mm 44ページ <作品の説明> 大雪で行倒れかけた商人は、辿り着いた無人の城で歓待を受ける。 だがそこで商人が末娘のために摘んだ薔薇は、城の主である怪獣の宝であった。 「さあ、ラ・ベルちゃんや、これをあげるが、その花一りんが、このあわれなおとうさんに、どんなにたたったか、かんがえもつくまいよ。」 『美女と野獣』というタイトルで知られるフランスの異類婚姻譚。 最初に書かれたヴィルヌーヴ夫人版を大幅に短縮したボーモン夫人版を上製本として仕立てました。 【使用した素材】...
執筆者 marumizuadmin | 7月 25, 2023
size:118mm×88mm×28mm 304ページ <作品の説明> モーリス・ルブラン「ルパンの告白」英語版。 本文:アラベール70kg、見返し:OKミューズコットン90kg、表紙:ロクタ紙。 すべて余り素材と買い置きで作成したので見返しと表紙はうろ覚えです。 <エピソード、制作時の事等> 収載されている「赤い絹のスカーフ」が好きなので、テーマが赤と聞いたときにこれを作ろうと決めました。自宅でバッキングが出来ないので角背にしましたが、この折丁数なら丸背の方が良かったと思います。...