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□作品の説明
- 折り紙建築作品と、それにまつわるエッセイを本にしました。タイトルの『2⇔3』には「平面と立体の間」といった意味を込めています。「折り紙建築」とは、茶谷正洋氏が考案・命名した、紙工作の一種です。型紙は茶谷氏の本に収録されている他、インターネット上からもDLできます。ぜひ検索してみてください。
- □作品説明やエピソード、制作時の事等
- 自分なりのコツを盛り込みつつ、基本に忠実に作っております。本体・ケースとも2種類のクロスを使っていますが、本体については柄がうまく出るよう気をつけながら、ケースの方は初めてだったので試行錯誤しながら包んでいきました。どちらもなかなかきれいに仕上がっているのではないでしょうか。ちなみにはさみ柄のクロスはひと目惚れして買ってしまっただけで、内容には関係ありません。しいていえば、エッセイでカッターを取り上げたので「道具繋がり」ということにしてください。
- □作者アンケート
- レッスンでアルバム製本を習ったときから、こういった形の本を作りたいと思っていました。製本との関わりを考える上で、折り紙建築は欠かせないものだったからです。幼い頃に見た折り紙建築に、ものを作る楽しさ、紙のうつくしさ、道具を持つ喜びを教えられたのです。また高校時代に文芸部で部誌を発行したことが、本を作ることへの興味に繋がりました。折り紙建築とエッセイをまとめたこの本は、まさにわたしのこれまでが詰まっています。集大成のひとつと言っても過言ではないでしょう。
Exhibition No.: 25
size: 176mm×142mm×28mm 40ページ