size:195mm×135mm×48mm 412ページ
<作品の説明>
柳田国男がまとめた地方の葬儀や禁忌の用語に関する2冊を改装合本。
それぞれの本が裏表紙を共有している製本方法で、ドサド(Dos-a-dos)やテテベシュ(Tete-beche)バインディングと呼ばれます。「背中合わせ」「頭からつま先まで」という意味です。
<エピソード、制作時の事等>
柳田国男がまとめた禁忌用語や葬儀用語に関する本を探し内容の似た事典を見つけました。
偶然同じシリーズだったので一冊にまとめて使用できると便利かと思いドサドバインディング(背合わせ製本)で合本しました。
2冊の表表紙の左右をミゾの分だけ長くすると背との段差がなくなるのですが、小口のチリが大きくなってしまうので今回は段差有りもよしとして作りました。
タイトル文字は表紙カバーを布にコピーして裏打ちしたものを使ってます。
黒い紙で裏打ちすればよかったと思います。背合わせの本を作ったの初めてだったので、本番を作る前にサンプルを作ったところで達成感を得てしまいました。
<自己紹介>
基礎応用の後、現在はパッセ生です。
6月から基礎集中カリキュラムコースの講師をしています。
豆本を時々作っているのが縁でマルミズにたどり着きました。
題目の雰囲気が出ている作品ですね。手に取って開いてみたくなります。
テーマも製本方法もユニーク!装丁もテーマに合っていて魅力を感じます。内容を読んでみたい、と強く思いました。