size:150mm×109mm×13mm 64ページ
<作品の説明>
本文:タント100 N-13・ニューカラーR110金/見返し:サンドクリーム90/表紙:ミューズ小紋はなきはだ100・和紙/函:ボール紙・和紙
お題を見た時の閃きで作ってきましたが、今回は難航しました。
「金が出ずになしの産まれた話」を知ったこと、梨色に近く質感のある金紙を見つけたことで形にできました。
表紙も梨の表面のような紙があったので、函はネットに入った梨のように格子柄を入れてみました。
<エピソード、制作時の事等>
当初、しかけ絵本を作ってみたかったのですが、ノドに切り込みを入れて立体にする方法は綴じるのが難しく、今の自分には難しいと判断しやめました。
もっと練習をして、サブダの絵本ように、梨の木が”ワサーッ”と広がったりするような作品が表現できたらいいなと思っています。
<自己紹介>
ネット通販(http://www.higurasibooks.com)と合わせ、「みちくさ市」という池袋近く雑司が谷でおこなわれるイベント(現在休止)で書籍販売をしています。
紙の本である「うつわ」から読む「なかみ」の大切さを日々考えながら製本・印刷の勉強をしています。
切り絵がステキ
一般参加者でありながら、本文の芸が細かいです。
一枚一枚の抜きを手作業できれいに仕上げています。
本文を作りこむとき、かなり気を配ったと思います。凄い!
アイディアがおもしろいし、
それを作り上げたのは本当に素晴らしい。
(わたしならきっと途中で抜け道を探してしまう……。)
ただし本として読もうとすると、
正直、ちょっとストレスを感じる。
そのあたりが両立するともっとよかった。
表紙の素材やデザインも中身によく合っていて◎。