size:182mm×147mm×29mm 236ページ
<作品の説明>
ポーの『黄金虫』を「青空文庫」(日本語)と「GutenbergProject」(英語)からダウンロードしてみました。
前後とも表紙になっています。
函と本体表紙は同じ染和紙の裏表使用。
黄金虫の形をイメージして八角のドイツ装に仕立てました。
まるみずペンも使ってみました。
<エピソード、制作時の事等>
今回は「GutenbergProject」を使ってみること、形の違う本を仕立てることを課題にしていました。
前者は著作権表示に頭を悩ませ、後者は紙の切り出しから苦戦。
背が落ち着かず、クータを幅広にしてみたり、チリがおかしなことになったり。
まるみずペンは楽しめたのですが、使いこなすには程遠く、次の課題にしたいと思います。
<自己紹介>
コロナのせいにして、すっかり制作をさぼっている今日この頃。
今はもっぱら職場の本を修理しています。
表紙が格好いい。
黄金虫のイメージが八角形というのはよくわからないが、
手製本ならではという気はした。
挟み込んだ暗号文も、
だからせっかくならもっと手を掛けてほしかった。
ぎざぎざに切っただけでは、正直、わざとりしいばかり。
スリップケースにしたのはなぜなのか。
本がすっぽり入らないのは落ち着かず、
夫婦箱等の方がよかったのではと思った。
(スリップケースより大変だろうが、変わった形の本なのだから仕方がない。)
表紙の色や題簽を含めたデザインがポーの世界観を表していてすごくいいなと思いました。DTPクラスで習得した技術を確実に作品に生かしている点も羨ましい。インタビュー動画でも実際の制作意図など聞けてすごく良かったです。
形が手製本ならではで楽しい。紙選びのセンスも好き。