size:113mm×162mm×120mm 2024ページ
<作品の説明>
歳時記の無線綴じを糸綴じ丸背にしました。
中表紙と見返しは和紙。表紙は布クロスで、タイトル部分は、和紙の質感のあるテーラー紙。(今年は封印するつもりだった切り絵。気がついたら表紙に使っていました。)背に銀の箔押し。震える手でホットペンを握り締め魂を込めました。
<エピソード、制作時の事等>
改装本にしようと、本棚の隅に転がっていた歳時記に目をつける。The 日本語ではないかッ!!祈りながら確認したところ無線綴じ。舌打ちをしつつこれも修行とひたすら折丁化。
夢に出てきそうな丸背との戦い。ここだけの話途中で一つ間違いをする。が、やり直しは効かないのでソッと見なかった事にする。耳出しもカーブも表紙付けも一つとして同じにできない。が、4冊其々個性が出てなんか可愛い。現在其々布カバーを製作中。
<自己紹介>
今年は色々忙しく、コンクールはパスしようと思っていたけど、家でバタバタ製本するたびに思う「数作らないとダメだあ?」を改めて心に刻むことが出来たので、結果参加して良かったです。頭の中にある形にどうしても近づけないのがもどかしい。思った通りに製本できたらどんなに楽しいだろう。
四季の俳句の歳時記
春夏秋冬に分かれているので、表紙もクロスで布カバーも各巻につく予定との事。
その季節毎に持ち歩くのに良さそうですね。
切り絵が素敵ですね。背の銀の箔押しもとてもきれいにできていて素晴らしい。このクロスの色に銀の文字というところも好きです。カバー全部できたら見せてくださいね。
表紙の切り絵の主張し過ぎていないところが、
全体の雰囲気に合っている。
丸背を含め、製本自体もきれいにできているので、
季節にあわせて面陳したい。
布カバーもかわいいので、
できれば揃った状態で見たかった。