23 てのひらに音

size:115mm×110mm×27mm 96ページ

<作品の説明>
素材:アラベール-FS ホワイト/サンドカラー/綿布(裏打ち)/製本用クロス(花布)/2mmボール紙
日本語と言えばひらがなやカタカナ、という発想から、50音分のオノマトペを探し、音や意味から受ける印象で文字のデザインを行った、角背の小冊子になります。夫婦箱は和風寄りでシンプル、開けると本文のにぎやかさに合わせた虹色の表紙が現れる仕様になっています。

<エピソード、制作時の事等>
久し振りの文字のデザインが楽しかったです。50音縛りが一部キツかった場面がありました。あまり派手にはしたくないが本文が和風な訳でもなく、表紙用の布選びに迷いました。最終的には派手すぎずカラフルなものが見つかったのではないかと思います。
背用のボール紙の幅を調整するのに苦心しました。また、表紙や箱用に裏打ちしたクロスと和紙が、作業中に力をかけると端から剥がれていくのでコツを掴みたいところです。

<自己紹介>
西洋ファンタジーに出てくる本に憧れて製本の世界に飛び込んだ。コロナ禍でも通常運転だが、気軽に出かけづらいのを未だ感じている。

https://twitter.com/lunulae0614


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2 コメント

  1. そらまめ書林

    全部のページをちゃんと会場で見たわけではないのですが、50音で始まるオノマトペを集めるだけでも大変だったと思います。それをさらに、それぞれのオノマトペに合った形にデザインされいるというのは大変な力作。小さな本の中に素敵なコンテンツがギュッと詰まっている作品ですね。表紙もきっちりした四角の中で「てのひらに音」の文字が楽しそうに踊っていていいですね。

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  2. ひだい

    各オノマトペのデザインが楽しい。
    タイトル通りのてのひらサイズで、
    身近に置いて、なにかの折にぱらぱらめくりたくなる。
    箱もきれいにできているし、
    外と中の差が鮮やかで目を引く。
    一点、気になったのが、
    写真4枚目の「日本語の音」という文言。
    副題とか章題とかとも思えないのだが、どういう意図があるのか?

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