46 はじめての書

size:215mm×153mm×7mm 36ページ

<作品の説明>
姪っ子のはじめての書をまとめた作品です。
文字を見ていると、こどもが書いたかわいさがありながらも、ときおりかっこよさが垣間見え、そういったものを表現できたらと思いました。

かがり糸…刺繍用糸
本文…OKピズムマット90.5㎏
見返し…江戸小染はな 白 100㎏
表紙…レザック80ツムギ 紺 120㎏

<エピソード、制作時の事等>
かわいさとカッコよさをどこで表現できたらいいかなと考え、
かわいさ…ちょっと太めのかがり糸。ぽてっとした印象。
     見返しの小花柄。これは、あえて表面を裏にして貼り付けました。表面を表にす  ると、かわいい感じになりすぎる気がしたので、うっすら花柄が見えるのがよいかなと思いました。
カッコよさ…ハードカバーのカチッとした印象と、渋めの紺の用紙。
という考えで、仕様を決めました。
姪っ子は現在5歳なのですが、こどもっぽさもありながら大人の表情も見せるようになってきたので、そういった様子の記録、という想いも込めて作りました。

本文がわりと厚めだったのか、かがりが難しかったです。目打ちであなをあけるときにうまくいかず、あまり綺麗に仕上げられませんでした。。

<自己紹介>
4月から製本を学び始めてまだ3か月ですが、毎回とても楽しいです。
先生に教えていただきながらつくると出来るのに、自分ひとりで作ると全然うまくいかず、心が折れそうになるときもありますが、諦めずにこれからどんどん色々なものをつくっていきたいです。組み合わせ次第で様々な本が作れる製本の世界にどんどんハマっていきそうです。


スキル

投稿日

3 コメント

  1. 高橋 英世

    甥っ子さんの自由な書がステキだとおもいました。
    それに合わせて、もう少し自由な感じの仕立てにしても良かったのではないでしょうか。
    甥っ子愛を感じる作品ですね。

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  2. ひだい

    後年に見返すことも考えているのなら、書いた人や日付、状況などもあったほうがよかったのでは。題字がなく、表裏/天地がわからないのも寂しい。江戸小染を裏表逆に使ったことにより、たしかに甘さがいい具合に抑えられている。ただし他の「かわいさ」「カッコよさ」については効果のほども含め疑問。技法を学ぶとともに、いろいろな素材にもぜひふれてみてほしいと思います。

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  3. そらまめ書林

    姪っ子さんの字そのものもいいですが、素敵にレイアウトされていると思います。表紙を子どもっぽいかわいい感じではなく、清々しいブルーのクロス一色で仕上げられているとこともいいですね。まさにカッコいい一冊です。

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