size:216mm×157mm×45mm 408ページ
<作品の説明>
改装本(角背)
表紙: てまり(金・銀)50kg・タントセレクト(N-57)100kg
見返し: タントセレクト(H-70)100kg
ギャルドブランシュ: アラベール(ホワイト)110kg
<エピソード、制作時の事等>
こんなにも言葉で溢れている世界なのに、知らない日本語って結構あるよな、というところからこの本を選びました。一瞬の情景に名前をつけて愛でる、その心が詰まった一冊だと思います。制作に関しては、300頁を超える作品が初めてだったので、苦労しました。てまりという紙を見つけて、薄いけれどどうしても表紙に使いたかったので、別の紙を重ねて表紙にしたのがポイントです。下の色が薄く透けるのが素敵で嬉しい誤算でした。
<自己紹介>
昨年はコンクールに参加できず、応用クラスにもあまり参加できませんでした。なかなか頻繁には参加できない日々が続きそうなのですが、コロナ禍が明けてもっと気軽に海外旅行に行けるようになったら外国から素材を集めたりもしてみたいなと思っています。
一年を通した美しい日本語と写真の改装本。
ページ数が多いので大変だったと思います。
丁寧に作られているステキな改装だと思いました。
ただ、柔らかい印象の表紙に対し全体的に作りにカタイ印象を受けました。
難しそうな素材に、使いたいからという理由で挑戦したところが素晴らしい。動機は大切ですね。柔らかい雰囲気が出るし、中が色鮮やかなことを考えても、白地に金・銀が踊るてまりはよかったと思います。ただし技術的にはもう一歩という印象。そのセンスを活かすためにも、もっと経験を重ねていただきたいです。
「てまり」は私も好きな紙ですが素敵に使われているなと思いました。中のカラー写真と表紙の白のコントラストもきれいですね。