size:210mm×135mm×3mm 16ページ
<作品の説明>
初めは日本語というテーマで、初めて日本語を学ぶ人の為の教科書や点字の本を手に入れて、自分の中に落とし込もうとしました。しかし、どうも私の言葉では無く、リアルに感じられなかったのです。
そんな中、私は5月25日から6月27日まで入院するこのになり、その時感じた事、見聞きした言葉を小冊子にまとめました。
ありのままの私で、これが今のリアルな私です。
<エピソード、制作時の事等>
どう表現しようか毎回悩みます。今回は感情にあった色の紙がなかったので、出来るだけ近づけた色の紙をアクリル絵の具で作りました。
文字や写真をその紙にどう表すか、転写シートなどを考えましたが、結果的に和紙を貼ることに落ちる着ました。
<自己紹介>
コロナ禍において、体調をかなり崩してしまいまともな生活を送っていませんでした。
そんなこともあり、今回の入院に至ったのですが、怪我の功名かどうかこの作品ができました。
体調などを見つつ一生製本を続けます。sloth Lab代表。
私の中にある物を表に出したつもりでしたが、まだまだ格好つけてしまっています。
もっとありのままに表現したいです。
本文のサイズをばらばらにして、言葉がページ順には入ってこないようにしたのはおもしろかったし、和紙をちぎって貼ったのも心の乱れみたいなものが感じられる。本文紙を自身の感情に合わせて作ったというのもよい試みだと思う。ただ、「ありのまま」「リアル」というには簡潔というか、整然とし過ぎているという印象。思い切ってもっとさらけ出してみてもよかったのでは?
おっしゃる通りです。
もっと感情のままに作れば良かったと、会場で見直して思いました。
爆発というか、もっと根のところを表現出来れば良かったと思います。
自分の手で中身も外身も作る本は、自分を表現する手段でもありますね。ページの中からリアルな心の声が伝わってくるような本でした。
まだまだ、表現しきれていない事や言葉があります。
反省と新たな発見の多い作品になってしまいました。
その時の自分の要素が制作物に表れている1冊だと思いました。
ちぎった和紙を貼り付けた紙のシワが味わいになって見えます。
自分の中にある物を出したつもりでしたが、まだまだです。
表現方法は無限にあるのにまだ何かに囚われています。