size:203mm×154mm×61mm 724ページ
<作品の説明>
昔の日本語の形を作品にしました。新日本古典籍総合データベース所収の「枕草子」(相愛大学図書館蔵)の画像を取り込み、元の本と同じと思われる列帖装、元の本と同じと思われる折丁数・見返しの模様で制作しました。
枕草子にはいくつか写本の系統があるらしく、現在一般的な三巻本とはテキストが違っているようです。
本文: NEWファインカラーアイボリー64g/㎡、表紙: 民芸紙、見返し: 友禅紙
<エピソード、制作時の事等>
構想としては、江戸時代の刊本の印刷・製本、現在の本の改装もやりたいと思いましたが、本文作成(見開き画像ダウンロード、左右に切り取り、画質調整、印刷)に時間を費やし、果たせず、4ページのみの翻刻をつけました(素人なので正しいか不明です)。6~9枚と枚数の多い折丁で裏移りしないものということで、コピー用紙になりました。インクジェットのためか、墨色が出ず薄墨になってしまいました。心残りが多いです。
<自己紹介>
昨年一時期復活したのですが、感染状況により外出を控えたりしているうちにまたご無沙汰となってしまいました。あまりに久しぶりの制作で失敗が多く、もっと手を動かさねばと思いました。
心残りが多いと制作エピソードに書かれていますが、とても綺麗に仕上がっていると思うのですが。元の本の仕様を調べて再現を試みられているというところもすごいと思いました。