size:153mm×113mm×16mm 42ページ
<作品の説明>
テーマの赤は夜が明ける色と捉えました。表表紙は朝の空、裏表紙は夕の空として色紙を巻いてから和紙を載せましたが、和紙の質感を残すのに苦労しました。
表紙:2mm板ボールに色紙・和紙、背:厚手のラッピングペーパー(ウィープブルー)に金箔押し、本文:厚手マット紙(両面)、見返し:コニーラップ(レッド)・なすび
<エピソード、制作時の事等>
日が短くなった秋から冬にかけての朝の景色を記録しています。ひとつとして同じものがなく、色もさまざま。そこから朝をリレーするというフレーズが浮かんできました。朝焼けの背中合わせに夕暮れがあるので、朝と夕の空の色を切り取って作品にしました。
レース模様の和紙はアワガミファクトリー様。初めて出向いた紙博@浅草で購入したたものです。買ってはみたものの、どう使う?と悩んでいたので、今回使うことが出来て満足しています。ただ、プレスすると潰れてしまう質感をどう残せるか今後も考えたいと思います。
本文が思った以上に厚くて一枚の折丁になったこと、A4がT目で仕上がりがA5になったことなど次々と想定外のことが起きて、時には「なんでー???」と叫びながら五体投地して、ようやく仕上げることができました。
<自己紹介>
本を読むのも文字を書くのも紙も好きなので、自分だけの本が作りたいのだと思います。
長らく単発のワークショップに参加していましたが、まるみず組の門を叩き組員になりました。製本コンクールは第10回から参加しています。
仕事と実家の管理とでなかなかクラスに定期的に通うことができないのが悩みです。
紙博@浅草でご縁をいただき某紙会社の製品を使った作品を作らせてもらいました。
少しずつ自分らしい作品づくりをしていけたらと思っています。
6匹のねこたちに邪魔されながら、当面はねこ毛の入らない作品づくりを目指すことにします。
https://www.instagram.com/atelier.lagniappe/
写真が素敵で、装丁も和紙が朝靄みたいで雰囲気があるなと思いました。