26 赤い百合 原題 Le Lys rouge

size:115mm×155mm×19mm 392ページ

<作品の説明>
改装本『赤い百合』アナトールフランス 小林正訳 岩波文庫
表紙:ボール紙2mm/裏打ち布/ステンシル用インクパッド(ゴールド)/見返し:里紙/本書:小口 油性顔料インク(ロースゴールド)
美人妻テレーズの2人の愛人とを巡る物語。19世紀末社交界の会話が魅力です。「フィレンツェは空」とのことで差し色に青を使いました。物語の舞台にちなんで、表にフランス、裏にフィレンツェの紋章をあしらいました。

<エピソード、制作時の事等>
コンクール参加は5回目になりました。いつもはテキストから決めていくのですが、ある日古本屋で刮目。一目惚れ。この本で五年間のおさらいをしたい!と改装をすることにしました。裏打ち布や紋章を凹凸にして見せたり、新しく合本やステンシル、小口染めにも挑戦してみました。と、さらっとお伝えしましたが、今回も裏打ち布をたたきすぎて剥がれてきたり、ステンシルのeがつながってしまったり、何度も心が折れました。

<自己紹介>
ネット通販(http://www.higurasibooks.com)と合わせ、「みちくさ市」という池袋近く雑司が谷でおこなわれるイベントで書籍販売をしています。紙の本である「うつわ」から読む「なかみ」の大切さを日々考えながら製本・印刷の勉強をしています。

https://twitter.com/higurasibooks


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