46 丸眼鏡ノート

46 丸眼鏡ノート

size:152mm×106mm×10mm 40ページ <作品の説明> ノートを開くと、表紙・裏表紙が繋がって”丸眼鏡”ができるようにしました。 遠野物語は何度も聞き書きを行い、そして現地を訪れ…柳田氏の眼と耳を回して書かれたという話が印象的だったので、それを少しでも表現できないかと考え、丸眼鏡の中には風景写真を入れました。 <エピソード、制作時の事等> リボン背でブリッジ部分が表現できそうだけど、眼鏡の両端部分の智(ヨロイ)があった方が更に眼鏡っぽさが増すのでは…と試行錯誤しました。...
47 柳田国男改装本と遠野物語抄(内容抜粋)

47 柳田国男改装本と遠野物語抄(内容抜粋)

size:197mm×137mm×15mm 136ページ <作品の説明> 改装本表紙は、ダメージ加工された山羊革とエンボス布で昔の農村の土間や森をイメージ。 裏見返し和紙には、岩手県東山手すき和紙のクルミで染めたものを使用、淡い茶色が落ち着いた感じに仕上がりました。 遠野物語抄は、表紙を板締め染め和紙にワックスを染み込ませた和紙を使用、白い和紙部分がワックスで透明になっているため台紙に文字を張り、その上から板締め染め和紙貼ったので文字が幽玄の趣になりました。...
48 料紙ノート

48 料紙ノート

size:120mm×120mm×8mm 40ページ <作品の説明> 柳田 國男と聞いてまず思いだしたのが、学生時代に聞いた方言周圏論で、“言葉は波紋のように広がる”、という教授の言葉がとても印象に残っていました。 それ以来、柳田 國男は水面に広がる波紋のイメージだったので、テーマに合わせて水の表現を使った料紙のノートを作成しました。 材料は三椏の和紙と半紙で、主に水干絵具と胡粉で色付けしています。 <エピソード、制作時の事等>...
49 信濃桜の話

49 信濃桜の話

size:114mm×87mm×14mm 64ページ <作品の説明> 本文 淡クリームキンマリ67.5K 見返し 羽二重紙藁色 表紙 1ミリボール スリップケース2ミリボール この世のものでない者たちの話はこのご時世にはちょっと読み返して辛かったので、随筆のようなものを選びました。 <エピソード、制作時の事等> スリップケースの布は若い時のお気に入りワンピースから取りました。 お気に入りなので使えて嬉しいです。 iPhoneから印刷したものを何回か縮小コピーしましたが、位置が上手くいきませんでした。...
50 改装『こども風土記』

50 改装『こども風土記』

size:268mm×192mm×19mm 106ページ <作品の説明> 昭和17年に出版された書籍を選びました。 母と子がともに読めるようにという出版社の企画をもと書かれたもの。 大戦中の社会情勢の中にありながらも、民俗学者らしく、日本各地の小さな人たちの世界に存在する古くからの遊び・伝承・風習の不思議が記されています。 カバーは欠損し紙も焼けて古びていましたが、印刷の文字と初山滋氏の挿絵に惹かれました。 カバー下の表紙タイトル文字が綺麗に残っていたので、その部分を生かすように素材作りを考えました。...