size:180mm×90mm×30mm 276ページ
<作品の説明>表紙:三俣和紙(工房ちどり)、美濃和紙/赤・緑
本文:すの目書籍 69㎏
昭和15年前後の日本各地の手仕事について書かれたテキストで、織物や漆器、玩具、もちろん和紙についてもたくさんの記述が見られます。「日本らしさ」をどこかに含ませつつ実用的にしたいと思い、書籍のサイズは畳の大きさの1/10サイズで本文を組み、一見すると基本の和綴じである四つ目綴じに見えるコプティック装にしました。
<エピソード、制作時の事等>当初計画したものからは直前で大きく路線変更することになりましたが、とっても開きがいい和綴じ(風)に仕上がり結果オーライといった感じです。表紙に使用した和紙がすの目が出ていて素朴でいい感じだったので、本文にもすの目が入ったものを使用し統一感をもたせました。また表紙を芯に貼り付けずふんわりとさせることで、和綴じの雰囲気を出すことができたのではないかと思います。
<自己紹介>製本を初めて3年目、組員になって2年目に突入しました。今年は組版の勉強もはじめたので、自分がつくりたいものをきちんと形にできるよう精進したいと思います。夏ごろにはなんとかパッセを始めたいなと思っています!
シンプルでかちっとしている感じが個人的に大好きです。
文字組みも含め、内容を本で伝えていると感じました。