size:220mm×157mm×31mm 88ページ
<作品の説明>折り畳んだ紙を型紙通りに切って開くと美しい紋が作れる「紋切り遊び」。「紙の博物館」で著者の出版物に出会って以降、その豊かな世界を楽しんでいます。どんな紙でも作れますが、薄くても丈夫な和紙は重ねて切るのに最適な素材です。今回はかたちに願いや思いをこめお守りにした紋切りと、覗いて楽しむ紋切りの2種類を本にしました。紋切り紙:小川和紙折紙、本文:(お守り紋)淡クリームキンマリ72.5kg、(のぞき紋)タント紙180kg、越前和紙羽二重紙
この作品は、下中菜穂著『紙あそび歳時記 お守りもんきり』、『紋切り型 のぞき紋』(エクスプランテ発行)をもとに、著者の許可・承諾を得て制作しています。
<エピソード、制作時の事等>テーマが和紙ということで、どんな切り口にしたらよいか悩んでいた時、好きでちょこちょこと切りためていた紋切り紙が目に留まりました。オリジナリティを出すのが苦手な私ですが、これなら何とか形になるかもしれないと制作を進めました。特にのぞき紋の方は、色合わせをしたり、素敵なかたちをどうやって生かそうかと考えながら作業する時間は至福のひと時でした。
<自己紹介>応用コースも2年目になりました。なかなか時間が取れないのが悩みの種ですが、細く長く製本の世界とお付き合いしていきたいと思います。
紋切りはわたしも好きなので、見ごたえがありました。
『のぞき紋』と『お守りもんきり』で製本方法を変えたのはなぜですか?
どちらかに揃えた方が、作品全体にまとまりが出てよかったと思うのですが。
『お守りもんきり』の見返しが前後で違い、
しかも紋切りに関わりのある模様ではなさそうなのも気にかかります。
中の紋切りが可愛いだけに、モノクロの抽象柄はそぐわないというか。
いろいろと惜しい感じがしました。
切り絵も丁寧で、カラフルな本できれいでした。
作品のセンスが良くステキ。真似したいです(できませんが)
覗いて楽しむというところが良かったです。
見ていて楽しいのぞき紋ふだん目にする紋が別の見え方をして良かったです。
「紋切り」初めて知りました。見ていて楽しいしきれいにまとめられていると思います。