size:192mm×209mm×24mm 128ページ
<作品の説明>櫻間中庸の詩集を青空文庫から。【表紙と】土佐和紙(楮)夢幻染紙(厚口)を王国で裏打ち、芯材 ピュアマット2mm、ケース中紙 タント(紺)100㎏、 題せん ポルカ(ソバ)95㎏、背中 サテンクロス【本文】本文紙 アワガミ いんべ(とりのこ)80g/㎡、別丁扉 ブンペル(ナチュラル)75㎏、別丁 土佐和紙(楮)夢幻染(薄口)、見返し 里紙(うすあい)100㎏、データ作成ソフト egword universal2
<エピソード、制作時の事等>表紙とスリップケースにはふわりと余韻を残す櫻間の詩をイメージして、土佐和紙の染め紙を。色が鮮やかにでるように芯材を白色にしました。本文は紙の自然な雰囲気を出したくて天と小口を荒断ちのまま綴じましたが、インク汚れが小口側にでてしまい残念な仕上がりになりました。所々に作品に沿うような薄手の染め和紙を綴じ込み、挿し絵も描きました。夭逝した学生詩人らしさを醸すようフォントは手書き風です。本当はもう少し挿し絵を描いて写真も挿入したかったのですが時間切れでした。さらに本当は和紙の柔らかさを活かしてフランス装みたいな軽い本に仕上げてみたかったのですが、作る術を知らず、思い通りの本が作れるようになるまでにはまだまだ道のりは遠いなーと思いました。
<自己紹介>この8月に卒業を控えた月イチ基礎生です。美しい本が好き。造りが凝っていて尚且つ機能美を備えた本を見ると特に興奮します。
美しい本。持って帰りたい。
ありがとうございます!
ケースと本をくるんでいる和紙と本文中の別丁紙は、土佐和紙職人の田村晴彦さんによる夢幻染という一点ものの染紙です。この夢のような美しい和紙のお陰で、この詩集の世界観を成り立たせることが出来たと感じています。製本は素材や作り方でいくらでも作品の表情が変わるので、自分らしい本ってどういうものなのか、時間をかけて探求していこうと思っています。
中も外も本としてとても美しく、世界観が感じられました。
表紙が美しい。
箱、表紙に使われている紙がとにかく自分の好みだった。
全体的に完成度が高く、丁寧な作品と感じたのと和紙が夢のようにきれいと思いました。きれいなものは良いです。
読者の視点から、手にとって読みたいと思わせる作品でした。この詩人にも興味がわきました。
宝物にしたいような素敵な本です。
全体のバランスがとても良く、ページも軽やか。気持ちの良い本だな~と感じました。
作品すてきでした!
普通の本をていねいに作ってあるのが好きです。こったデザインよりも“本”らしい本の装丁が好きかも。
とっても美しい本だと思いました。本文中の色和紙も効果的できれいです。
書籍らしい仕上がり。見た目のよさ、チリのバランス。
ケースが美しかったです。
とても自然で美しい本。挿絵もぴったりでした。