size:149mm×108mm×70mm 550ページ
<作品の説明>製本様式:列帖装
本文・見返し:里紙70㎏(桔梗、灰、薄鼠、鴬、梅、紅葉、桜、菖蒲、羊歯、紫陽花、雪)A5断裁
表紙:和紙(shop:いせ辰) かがり糸:刺繍糸
函:2㎜ボール、カットクロス(灰)、裏打ち紙、リリィコード(白)
金槐和歌集(鎌倉幕府三代将軍源実朝)全695首をで6部仕立てにしました。
<エピソード、制作時の事等>背がグラデーションになるような和綴じをやりたい、という願望からスタート。箱も背を見せるためにレッスンの筆箱を応用した形にしました。とじ具を決めれずに作り始めたのですが、無地+アジアン結びを使って洒落た雰囲気になったので気に入っています。
本文は手に収まる小さめのサイズで、1頁1首、という予てから歌集はこうあってほしいと思っていた形式で編集しました。
<自己紹介>今年から応用コースになりました。
普段は出版関係のIT企業で働いています。
へなちょこですけど本ができあがるのはやっぱり楽しいですね。
本はきれいな仕上がりだし、箱のアジアン結びもしゃれています。
ただ箱の作りはやや雑だった印象。
また、たまたま手にした秋の部で、
折丁が逆さまになっているのを見つけてしまいました。
自戒を込めて申し上げますが、
折丁の天地左右は間違えないようにしましょう。
1点、要望があるとすれば、題せんにもう少し情報が欲しいということ。
表紙だけでは中身がわからないので、
季節や種類まで書いてあればなおよかったと思うのです。
背がきれいで箱の色もシックで素敵です。
背のグラデーションと表紙の色合わせに脱帽。
色合いが好みです。
グラデーションのキレイなところと作業の丁寧さが良いと思いました。
グラデーションがすごく可愛いです!箱もオシャレ
数がまとまっていると、小さい本の中に存在感が出て小さな世界ができますね。