size:120mm×165mm×7mm 124ページ
<作品の説明>
遠野物語がモチーフの雑記帳です。
テーマである柳田國男は民俗学の創始者と言われています。
農山間部の風習や伝承話を、全国各地で採集していた明治時代はまだ紙が貴重でした。
その頃使っていたのではと想像して、判取帳の形の雑記帳にしました。
柳田國男が残した作品は、私には難しいですが『遠野物語』は現代語版に訳されている物も多く好きです。
中でも河童の話が好きなので載せました。
遠野物語は怖いけれど、自然と生活が一体化されている時代を感じられます。
材料)表紙:画用紙、本文:習字用半紙、麻紐、こより:和紙、消しゴムハンコ:ゴム消し・赤インク
<エピソード、制作時の事等>
テーマから作品を作る事が、悩んだのですが出来ませんでした。
技術も未熟で次回は改善したいです。
判取帳のこよりで本文をつなげた後、揃えたはずの半紙の側面が揃わず、後でカッターでカットしたのですが、半紙を切るのが難しく、余計汚くなってしまいました。
<自己紹介>
私は普段公共図書館で勤務しています。
本に毎日接する中で、たくさん読まれて壊れてしまう本も多々あり、本のしくみを専門的に学んで、修理できるようになりたいと、6月から基礎講座に通っています。
自分で作品を作りたい訳ではないので、講座に参加されている多くの皆さんと違うかもしれませんが、機械でなく手製本の本の世界は素敵だと興味をもっています。
少しでも学んでいけたらと思っています。
黒と赤のシンプルデザインの判取り帳ですが、中には河童ちゃん(^^)消しゴムはんこでしょうか?かわいいですね!