size:192mm×129mm×16mm 1024ページ
<作品の説明>
まるみず組販売のフィルム箔(金)を小口にアイロンで接着しました。
2冊のノート①②で接着補助に使用した素材が異なります。
【共通素材】くっつき防止:ストンパー、下地:ボーロ(箔下とのこ)をにかわで溶いたもの)
【接着補助】①ふえき糊を水で溶いたもの。
ハゲたところににかわ+金粉②スタンピングリーフ用熱定着ボトル糊(天糊状態になるので一ページずつはがす)
※研究途上の意を込めてノートはフランス装です。
<エピソード、制作時の事等>
今年の手帳を改装した際、あまりに小口の箔(ホログラム箔)が悲しいことになったので、アイロン下手の自分でも運に頼らずある程度の小口金付けができるよう、良い方法がないか(フィルム箔の接着を何かで増強できないか)色々と試してみたのですが、最適解にたどり着くことができませんでした。
次回の報告にご期待ください。
(アイロンを使わないフィルム箔でない箔での金付けも試しましたが、びっくりするほど失敗しました)
<自己紹介>
製本会社に勤めて2年半以上が経ち、はりこみ屋にクラスチェンジしました。
「途中報告」を作品とするのはみっともないと思うのだが…、
「次回報告にご期待ください」とあるので期待させてもらおう。
参考にしたいと思っている組員は少なくないはずなので、
ぜひやり遂げてほしい。
(モチベーション維持のためにも、作品展ごとの経過報告はどうか。)
あと、「研究」なら失敗はつきものなのだし、
そこから得るものもあるだろうから、
「びっくりするほどの失敗」も披露してよいのでは。
「金付け」研究心がすごいし参考になる!完成品だけがすべてじゃない。
金付けがとても美しかったです。
毎年、手帳を買い替えるたびに三方金だったらいいのに…と探します。
気に入ったものが見つからず、結局断念します。
1冊だけですが、ハードカバーの手帳の金付けを依頼する事は可能ですか?
2021年の作品を見て、希望が叶うかも!と、メールさせて頂きました。
突然のお話で申し訳ございません。
ご連絡いただければ、嬉しいです。
小口の金と表紙の素朴さがとても素敵です。
フィルム箔で小口を装飾する研究とテクニックに驚きです。
今回制作に使われた紙と箔の組み合わせが綺麗なので、最適解が見つかった時に
どんな展開になるのか楽しみです。