size:212mm×175mm×34mm 148ページ
<作品の説明>
革(シープスキン) ロクタ紙 アラベール70kg 製本用クロス 麻糸等
「日本語の虜囚」四元康祐 思潮社
ドイツで暮らす詩人の詩集を改装本にしました。
<エピソード、制作時の事等>
著者は本作中に独自の伊呂波歌を披露しており、作成時にはボール紙にあいうえおを書いて一文字ずつ切り離し、パズルさながら組み合わせて文を紡いだとのことです。付録の五十音(原文は本文の最後に綴じています)をコピーし、ボール紙に貼ってカードにしたものを函の引き出しに収めました。
函はクリスクロスバインディングの綴じ方です。
本のタイトルと函の内側は元の表紙を再利用しました。
<自己紹介>
基礎生です。昨年のコンクールに足を運んだのがきっかけで製本を学び始めました。
発想とそれを形にする技術の高さに唸る作品です。
とても基礎生の作品とは思えません。
装丁かっこいいです。箱が個人的にはヒットでした。
函のアイデア(綴じと小さな引き出し)が素晴らしいです。
とてもきれいです。こまかなところもきっちり作られていてデザインもすごく好きです。
帙やたとうは、昔ながらの形がありますが、それにとらわれずに工夫されていて素晴らしいと思いました。デザインとしてだけでなく、開きやすいのも良いと思います。
技術の高さと精巧な造り!じっくりみたい。
最初に箱の模様の美しさにひかれました。中の本の表紙のデザインも素敵で製本もとてもきれいだと思います。
基礎の方でこんなにつくれるんだな~と感動しました。
元の本の活かし方も、函の綴じ糸の活かし方も秀逸で、アイデアだけでなく技術も高く、これで基礎生?どっひゃ~という感じです。大型新人現る。お見それしました。
本の世界観が、製本の技法、紙選びに表現されている。
自分で製作するものの参考になった。
再利用したという元の表紙に書かれた文字は主張が強いが、
色使いが落ち着いているのでしっかりまとまっている。
箱の綴じ紐も装飾として利いている。
全体的に本当に絶妙なバランスで、
こういう特装版があってもおかしくない。
これで基礎生?
昨年のコンクールがきっかけで製本を始められたということですし、
自分ももっと頑張らなければと思わされました。
本に合わせた仕立てと仕掛けが面白く、見せ方に長けている方だと思いました。発想を形にする技術がすばらしいです。