size:228mm×160mm×10mm 107ページ
<作品の説明>
日本語の美しさを伝える『源氏物語』を国会図書館デジタルコレクション提供の古活字版(嵯峨本)で再現して見ました。五十四帖をダウンロード、そのまま半紙に自動印刷し、藍の手漉き和紙の糸綴じ装丁です。
<エピソード、制作時の事等>
和綴じに2,3独自の工夫をしてみました。角布の代りにカードボードでの補強、古典籍らしく和数字でナンバリングする、折込み頁で連続して読める、などです。
<自己紹介>
長年書斎でアナログのデジタル化をしてきましたが、ここ十年来は逆転して、ネットからのアナログ化、特に古典籍の復元に勤しんできました。来年は喜寿、総括に入らねばと思いつつ新機軸に挑戦してしまう門前小僧です。
藍一色の表紙の和本も端正で美しいですね。古典籍をデジタルでダウンロードして手製本で復元できるとは面白い時代になりましたね。いろいろ新しいことにチャレンジされるのは素晴らしい。私などまだまだ若輩者だわと思いました。あれこれ年のせいにせず見習って精進します。