size:208mm×148mm×25mm 24ページ
<作品の説明>
物語・イラスト(表紙,本文)・製本の全てを自作。使用素材は、裏打ちクロス,紙,2mmグレーボール,アクリル絵具等。
「表紙絵とタイトルのちぐはぐな感じが、物語を最後まで読んでいただくとしっくりくる」という造りになっている。そのために、物語は会場でも気軽に読める長さとした。
<エピソード、制作時の事等>
今回、チャレンジしたことは二点。一つは、たくさんの色を使った作品にすること。これまでは抑え気味の色使いで作品をつくることが多く、イラストもペン画だったが、今回はアクリル絵具を使用した。当初の予定では、表紙をもっと派手な色にする予定だったが、イラストとのバランスが難しく、落ち着いた色に変更した。二つ目は、物語の主人公を最初に明示せず、読者に推理してもらうような物語構成とすること。ただの難解な物語に終わらないよう、友人等、複数の人に読んでもらい調整を重ねた。
<自己紹介>
「本が好きで作った吹き抜けの図書室に豪華な装飾本を並べる」という夢をかなえるために製本を始めました。コロナ禍でレッスンに通えなくなり、未だ夢に見たような本をつくれるまでには至っておりませんが、「物語をつくるところから始める」ことで自分にしか創れない本をつくっていきたいと思っています。
「会場でも気軽に読める長さ」とあったので、拝読してみた。なるほど、テーマに沿ったお話で、くすっとしてしまった。ばらばらに見えたイラストも、読み終えてみればちゃんと理由がある。語り手の正体を隠しつつ、目的は題名で明示というのも心憎い。作品が軽やかなわりに造り(とくに箱)がしっかりし過ぎなところが、難と言えば難だろうか。
うれしいコメントをありがとうございます。軽やかな造りとは、具体的にどのようなものなのか、教えていただけると嬉しいです。
お察しのとおり、限られた時間で全部の作品を見ようと思って見ていたので読めないままになってしまいました。そんなに考えて作られたお話ならちゃんと読めばよかった!たしかに書名とイラストのギャップ感は謎でとても気にかかってはいました。イラストは独特のタッチでかわいいですね。
コメントありがとうございます。読んでいただければ、謎はとけるのですが、展示される状況をイメージする力不足でした。
おはなしおもしろかったです!
読んでいただき、ありがとうございます。会場でも読める長さにたつもりだったのですが、あれだけの作品が並んでいれば、読んでいただく時間などないですよね。失敗したと、しょんぼりしておりました。なので、本当にうれしいです。ありがとうございます。
デザインとタイトルから内容が想像がつかず、気になって仕方ありません。
機会が有れば読んでみたいです
読んでいただいて初めてテーマとのかかわりや、デザインと意図が分かるつくりにしたのですが、あれだけの作品が並ぶ中で、読んでいただくのは無理ですよね。あさはかでした。気にかけていただけたのであれば、是非、内容を読んでいです。