size:278mm×201mm×50mm 196ページ
<作品の説明>
実家で保管してあった子ども時代に書いた日記です。覚えた言葉と文字を使い、日々のことが書き綴られ、親や先生の感想と文章の手直しが書き込まれています。私の日本語の始まりだと思い題材として選びました。6冊あった日記帳は親により簡易的に綴じられていましたが、解体し、欠損部分をつなぐなどして折丁が自然な形で読めるように分けました。ページの際まで書き込まれていたり、シワやよれている部分もあり、足並みを揃えるのが難しかったです。使った素材は、綿ローン生地に布用クレヨンで着色したもの、色画用紙、和紙です。子どもの字や絵に合わせて、使う材料は単純な発色でさっぱりとした印象のものを選びました。
<エピソード、制作時の事等>
子どもの文字と絵ののびのびした印象を損なわないように、表紙は単純ですっきりした感じにしたいと素材を作りましたが、時間をかけると複雑化してしまい落とし所を見つけるのが難しかったです。
<自己紹介>
布や紙を染めることが好きです。
http://www.instagram.com/aimik49
絵もていねいにたくさん描きこまれた日記をこんなにきちんと付けられていて、しかも保管されていたことにまず驚きます。そしてそれをこんなに素敵にまとめられて。一生の宝物ですね!
その時の言葉が生き生きとしている。過去としてもそれが今と繋がっているのがわかる作品。
素材の作り方、扱い方、いつも目を見張ります。今回も独特な色合いに惹かれました。
布用クレヨンで作った表紙が素敵でした。
本文の内容も外箱も一点ものですね。「ひちひきのこやぎ、たのしかった」と書いてあってほっこりしましたー。
箱のシックな色使いと中身のギャップがすごい!!こんな風にとっておけたらすてき
自分の小さい頃の日記帳というだけでも凄いのに、色味、素材が調和していて美しい。
日記帳の作者とカードの名字がちがうところに愛がある
自分もこの作品のようなものを作りたいと思いました(内容)
素材のこだわりを伺い、感動しました。
子供たちの作品をこんな風に残してみたいです。
箱に「三上」とあって、そこにまず興味を引かれました。なるほど、子ども時代の日記なのですね。素材で子どもらしさを感じさせながら、色のバランスに大人となった現在の作者が出ています。会場の全作品を見ようとすると、ひとつの作品に時間を掛けることがなかなかできないのですが、こちらは中身もさることながら、とてもきれいな本だったため、しっかり読ませていただいてしまいました。本当に、とても素敵な作品です。
とても丁寧であたたかいやさしい作品ですね。「あのね、、、」ではじまる日記がかわいく。かつての自分とのコラボ作品。”「本」はいつの時代、時に行けるタイムマシンである”といつもおもっているんですけど、まさにそんな作品です。
一日では作ることのできない時間を重ねた内容が良かったです。