37 甲骨に恍惚

size:110mm×160mm×18mm 22ページ

<作品の説明>
今現在日本で使われている漢字の元となる甲骨文字のアルバムです。
表紙は包装紙を予めしわくちゃにしてからクラフト紙で裏打ちしました。見返し用紙は家にあったもの、本文の和紙は障子紙、文字は消しゴムハンコです。

<エピソード、制作時の事等>
甲骨文字は漢字の起源となる文字で、亀の甲羅や獣の骨に、天候、作物の出来、祠祭、軍事など占いたいことを刻み、それに熱を加え、ひびの入り方で吉凶を確かめました。中国殷の時代から今に至る、大きな時間の流れを感じられる文字に興味があり、それを表現しようと考えました。
表紙のしわは亀の甲羅を、本文の和紙はアクリル絵の具で色をつけ、古さを表したつもりです。ほとんどの時間をアルバム本体より初挑戦の消しゴムハンコに費やしてしまいました。頭で考えた完成予想図に近づける難しさを実感した良い経験となりました。

<自己紹介>
初参加です。植村愛音さん著の「はじめて手でつくる本」を見ながら家で製作しています。かがり用糸や寒冷紗、へらなどをまるみず組さんで購入したご縁で、今回思い切って参加しました。あれこれ考えて手を動かす楽しさ、表現する難しさを実感した貴重な経験でした。


スキル

投稿日

3 コメント

  1. 高橋 英世

    消しゴムはんことは思えないタイポグラフィ。
    ステキな力作だと思いました。

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  2. そらまめ書林

    包装紙をしわくちゃにしてクラフト紙で裏打ちされたという表紙の紙。しわが甲骨文字のひび割れた感じも連想させて面白いですね。文字をすべて消しゴムハンコで作られたのですね。力作!

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  3. 会場コメント

    甲骨文字一つひとつが消しゴムはんこで作られていて驚きました。文字と色の関係も素敵です。

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