size:223mm×155mm×14mm 146ページ
<作品の説明>
日本語という概念は日本国という概念とともに生じ、そして日本語というものが日本人の国語として共通概念となったの教育によるもの…と考え、明治以前の寺子屋における学びも踏まえて、明治初期の国定教科書前の教科書を探し、それを修復しました。力不足なので半ば失敗している簡易修復です。
<エピソード、制作時の事等>
目的の教科書を探す旅が制作の9割で、とにかく保存されてない、元々が木版だったこともあり発行部数が少ないのですが、存在自体が概念なのでは?とあきらめかけるほどに難航。貴重本なので、たとえ見つかったとして素人が手を入れていいのかと悩みながらもようやくの邂逅。修復は、日本経済新聞の記事「大入の経師」の動画を頼りに和紙崩壊との戦いになりほぼ負け戦で終了。
<自己紹介>
ドールの図書館を作る目的で豆本を細々と制作
https://twitter.com/tenshibako
負け戦と言われていますが、そんな事はないと思います。
ご自身なりに反省点はお有りでしょうが、まずはチャレンジした自分を褒めてあげてもいいと思います。
こだわりが「らしい」ですね。とてもきれいに仕上がっていると思いますが。負け戦だなんてご謙遜。